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シーリング基礎知識

シーリング材への塗装について

シーリング材の表面に塗料・仕上塗材などで仕上げをする場合は、特に2つの項目について注意必要があります。

 ①塗装との相互影響

 シーリング材と塗料・仕上塗材の接着性だけでなく、シーリング材から塗装への成分移行に注意が必要です。ノンブリードタイプは、主要な塗料・仕上塗材との組み合わせで成分移行を抑えている事を確認した製品です(ただし塗料・仕上塗材は新しい種類・材料が日々増加していますので、ご使用される塗料との組み合わせをメーカーへ確認していただきたいです)。

 ②目地ムーブメント

 目地ムーブメントが大きい特にワーキングジョイントにおいてシーリング材表面に塗装されると(特に弾性の少ない塗装において)、 ムーブメントによって破断した塗装を起点にシーリング材が破断する可能性があります(逆三面接着状態となる)。目地ムーブメントが発生する目地においてシーリング材を表面に塗装する塗料・仕上塗材は弾性タイプをご使用頂く事をお勧めします。