シーリング材料計算(シーリング材の使用量計算について)

●シーリング材の使用量の積算

シーリング材の使用量の積算は、目地の体積を算出することが必要です。
目地の体積（目地幅×目地深さ×長さ）を算出した後、シーリング材の１セットあたりの容量で割り、ロス率を考慮した使用缶数（または本数）を算出します。ここでは、簡易的な計算方法を紹介します。

（A）式

目地の幅（mm）×目地の深さ（mm）×目地の長さ（m）×（1+ロス率／100）÷1セットあたりの容量（ml)

下表は、シーリング材1ℓあたりの既算施工m数です。現場の施工m数を目地幅と深さより該当する値を下表から選択し、使用量（ℓ）を算出します。

■ペンギンシール1ℓ当たりの概算施工m数

※施工ロス20％を折り込んでおりますが、施工の仕方によって減少することがあります。

●プライマーの使用量の積算

プライマーの使用量の積算は、標準塗布量に塗布する面積を掛けて算出します。
ここでは、簡易的な計算方法を紹介します。

（B）式

標準塗布量（g/m2）×目地深さ（mm）÷1000×2×目地の長さ（m）×（1+ロス率/100）÷1セットあたりの容量（gまたはmℓ）

下表は、プライマー設定単位あたりの概算施工m数です。現場の施工m数と目地幅と深さより該当する値を下表から選択し、使用量（缶）を算出します。

■プライマーUM-2/UM-3/UM-5/US-3/BC-3/US-5（500ml)/PC-2(480g)1缶、MC/SS-2（250g）2缶、RS-2(150g)3缶あたりの概算施工m数

左側：非孔質面（サッシ） 標準塗布量：100g/m²／右側：多孔質面（コンクリート） 標準塗布量：200g/m²
※施工ロス20％を折り込んでおりますが、施工の仕方によって減少することがあります。

■プライマーMF/SD-3/SA-1（250g)1缶、MD（300ml）1缶あたりの概算施工m数

【非孔質面（サッシ・ガラス）】
左側：プライマーSA-1 標準塗布量：70g/m²／右側：プライマーMF、SD-3、MD標準塗布量：35g/m²
※施工ロス20％を折り込んでおりますが、施工の仕方によって減少することがあります。

＜ご注意＞表の値は概算値であり、実際の施工m数とは（A）（B）式での計算結果と異なることがありますが、ご了承ください。